和歌山城のお堀を見ながら一休み

和歌山城の周辺から和歌山駅や和歌山市駅までのエリアはたくさんの飲食店があり、どこのお店に行くのか決めずに歩きはじめると迷ってどんどんお腹が減ってしまいます。

テイクアウトやパン、お弁当のお店を利用して、気候のいい頃には外で食べるのもおすすめです。

屋外でランチを食べるなら、やはり和歌山城は外せません。和歌山城公園内にはいくつもベンチがあるので、イベントがある日でもなければ、座る場所に困ることはないでしょう。

そんな中でも穴場なのが、お城の東側です。南側にある岡口門から城内に入り、北に向かって歩くと右手に「蔵ノ丸」があります。お堀に面した曲輪の縁は「雁木」と呼ばれる階段があります。幅の狭い段を上ると、いくつかベンチが設置されていて、お堀を眺めながら一休みすることができます。

天守まで上がるのは少し大変ですが、ここなら雁木を少し上るだけですみます。お堀には鯉や亀がよく泳いでいますし、さまざまな鳥も集まってきます。

少し休憩したいときにはちょっとした癒しの場所にいいのではないでしょうか。

カワセミ
イソヒヨドリ

地蔵の辻のお地蔵様とお地蔵あんぱん

和歌山県和歌山市内、国道24号線と柳通りの交差点は「地蔵の辻」と呼ばれています。早咲きのカンザクラ近くにあることでも有名です。地蔵の辻という名前ながら、今はその場所にお地蔵様の姿はありません。2003年に道路拡張工事にともない、約200mの位置に移されています。

立派なお地蔵様ですが、それもそのはずで、紀州藩初代藩主徳川頼宣の母、お萬の方によって建立されたものです。

 

お地蔵様から紀勢本線の高架をくぐって柳通りを南に進むと、道沿いにデイリーヤマザキ和歌山中之島店があります。

このお店で人気なのが「お地蔵あんぱん」(税込188円)。直径は約10㎝ほどで、中にはあんことその3倍近くのホイップクリームが入っています。

特別にプラスチックのケースに収められたあんぱんには、優しい表情のお地蔵様と「中之島」の焼き印が押されています。近くを通られたときにはお地蔵様のお参りと合わせて購入されてみてはいかがでしょうか。

ひと目でわかる和歌山の柿カレンダー

 9月上旬9月中旬9月下旬10月上旬10月中旬10月下旬11月上旬11月中旬11月下旬
早秋     
中谷早生柿       
刀根早生柿      
平核無柿      
紀の川柿       
富有柿      
太秋        
          
          

 

和歌山のたねなし柿が機能性表示食品に

「和歌山のたねなし柿(和歌山県産中谷早生、刀根早生および平核無)」に含まれる「柿タンニン」を摂取すると、悪玉(LDL)コレステロール値が低減すること、 和歌山県農業協同組合連合会と大阪公立大学、近畿大学生物理工学部・農学部の共同研究によって実証されました。柿タンニンはポリフェノールの一種で、苦味の成分。

この研究結果は消費者庁に提出され、2023年8月に機能性表示食品として認定されました。これにより「和歌山のたねなし柿」の実に特有の成分に基づき、初めて機能性を表示して販売できることになります。

機能性表示食品とは、事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに 機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品です。

和歌山県内における令和4年の柿の収穫量が4万2千トンで44年連続日本一。

 

関連記事

和歌山城天守閣 ART night開催!

9月16日(土)に和歌山城の天守閣で、Heart hopeさんの主催により「和歌山城天守閣 ART night」が開催されました。

全国のNFT(非代替性トークン)クリエイターのフィジカル作品と地元のジュエリー作家のHeart hopeさんの絵画作品が、和歌山城天守閣内に展示。

18時開場を前にすでに列ができていて、私はその10分ほど前に到着して29番目の入場者でした。先着100人より前だったので、クリエイターのオリジナルステッカー、キクロンAのスポンジたわしのプレゼントもいただきました。

とても多くの作家さんの作品が、紀州徳川家ゆかりの品々と並び、いつもとは違った古今のアートが入り混じった素敵な空間に変貌していました。

和歌山で誕生した柿の新品種

和歌山県は柿の生産量が全国で量も多く、栽培面積は 2,660haを誇ります。しかし、渋柿が77%、甘柿が23%で、渋柿のうち「刀根早生柿(とねわせがき)」が栽培面積の半数を占め、品種の出荷が10月下旬に集中していたため、その前後で市場に出せる柿がなかったのです。空白の期間に戦力となる柿が栽培できるよう研究を進めてきたのが、「和歌山県果樹試験場かき・もも研究所」(紀の川市粉河)です。

かき・もも研究所の開発によって、生まれたのが「紀州てまり」と「紀州あかり」です。

紀州てまり

紀州てまりの一番の特徴はその大きさ。丸くて大きい実は400g級あり、その名のとおり手毬のようです。「早秋」という品種に「太秋」を交配して生まれた柿で、太秋柿よりも高い17度となっています。

2020年から出荷が始まり、栽培面積は2021年に17.2ha、2022年には55haとなり、期待が高まっている品種です。

紀州あかり

2021年に開発された紀州あかりは紀州てまりよりやや小ぶりで250~300グラムです。果皮は紅橙色で果皮の色が赤い品種「早秋」に多汁で糖度が高い「太秋」を交配して開発されました。

富有より早い10月中旬から下旬に収穫が可能で、脱渋が不要な完全甘柿。糖度は富有と同等かやや高い17前後の豊かな甘みで、シャキシャキとした食感になっています。県が開発したオリジナル品種として、紀州てまりに続く品種です。収穫が始まるのは2025年以降となる予定です。

悪玉コレステロール値を下げる和歌山のたねなし柿

和歌山県は柿の生産量が全国で量も多く、特にたねなし柿を中心に栽培しています。その味は甘くてまろやかな口当たり。県外からも買いに来る人も少なくなく、和歌山県では9月上旬から収穫が始まり、9月下旬から収穫作業はピークを迎えます。

そんな和歌山のたねなし柿が機能性表示をして販売できるようになりました。柿に含まれるタンニンが悪玉コレステロール値の低減効果が臨床実験で実証され、その機能性を表示して販売できることになりました。

JA和歌山県農などが9月8日に発表した内容によると、JA県農が大阪公立大学や近畿大学などと行った臨床実験の結果で、柿タンニン2.1グラムを4週間毎日摂取することで、被験者の悪玉コレステロール値が10ポイント程度低減する効果が見られたということです。柿タンニンは柿に含まれる渋み成分で、タンニン2.1グラムは、和歌山のたねなし柿の生の果実を1日1個食べることで摂取できる量です。

JA県連はこの研究結果から、県産の中谷早生、刀根早生などの和歌山のたねなし柿を、健康の維持・増進に役立つ成分が含まれることを事業者の責任で表示する機能性表示食品として消費者庁に届け出て、8月2日に受理されました。柿特有の成分が機能性表示食品の関与成分に認定されるのは初めてのことです。また、研究グループでは脳梗塞や心筋梗塞など多くの生活習慣病の予防に期待ができるとしています。

「ジャパニーズスーパーフード」として、日本スーパーフード協会が推奨する果物として認定されている和歌山の種なし柿に注目です。



友ヶ島フェリーの運航再開

8月15日の台風の被害により、友ヶ島の野奈浦桟橋が破損し、加太との間で航行する友ヶ島汽船のフェリーは運休が続いていました。

桟橋の修復が終わり、9月7日(木)より運航が再開されます。フェリーの時刻表はこちら

和歌山市HP「令和5年9月7日(木曜日)より 友ヶ島 野奈浦桟橋の使用を再開します。

閼伽井の碑方面、第四砲台跡への三叉路から先の遊歩道については引き続き通行禁止となっています。

カレーとラーメンと古墳と

驚きました。ぶらくり丁大通りに来てすでにあちこちに人が。車は普段からたくさん行き来する道ですが、歩行者は土日祝日でもそれほど多くはならないエリアなのです。私も他の方々も目的は一緒。ぶらくり丁一帯でこの日開催された「POWER OF わかやま」です。

和歌山の有名なラーメンやカレーのお店が出店したり、ライブ、家族向けのイベントなど盛りだくさんの内容でした。

なかなか機会がなかったり少し遠いお店のグルメが食べられると、私も楽しみにしていました。

共通チケットを2枚購入して、カレーとラーメンを1食づついただくことにしました。国民食の2つをしかも有名店のものを食べられるなんて贅沢です。

まずは紀ノ川町にある「熊月堂」さんのチキンカレーをいただきました。決してしつこい味ではないのに、さまざまな具材が凝縮されたルゥがとてもおいしい。香りも食欲を増進させます。ナンも噛むのが楽しくなるお味と弾力でした。

2食目は和歌山市の「丸田屋」さん。和歌山出身のhydeさんがライブの差し入れをしたというSNSの投稿からさらに人気が上昇しているラーメン屋さんです。

豚肉中華そばにサービスのキムチもいただきました。私にとっては、和歌山に移住してきて最初に食べた和歌山ラーメンです。醤油ラーメン寄りの豚骨醤油ラーメンで、とても食べやすくどんどんすすりたくなるお味です。和歌山県内に4店舗展開しています。

おいしいランチに満たされて、エネルギーも充電されたところでバイクを飛ばして紀伊風土記の丘にやってきました。先日申し込んだ、連続講座の1つを受講するためです。

内容は「囲形埴輪について」「岩橋型石室からみた岩瀬千塚古墳群の展開」「埴輪生産からみた王権と紀伊」でした。私にとっては専門的に感じられる内容ばかりでしたが、他の参加者の方はさすが風土記の丘でボランティアをされていたり本当に古墳が好きであったりするので、質問の内容も細かいなと感じました。それでも、これから学べる内容がまだまだたくさんあるというのはわくわくします。

充実した日曜を過ごせたのですが、ラーメンの行列に並びながら、ぶらくり丁の隅から隅まで人がいる状態は、市立博物館にある1950年代の写真を思い出しました。これほどまでとはいかないまでも、イベントがない日でも人がもう少し行き来するようになったらいいのにと思わずにはいられませんでした。ぶらくり丁でのイベントは毎週のように行われていますが、これほどまでの人出は初めて見ました。和歌山市の各商業団体が協力して力を尽くされた結果なのだろうと思いますが、PRも私の知らないところで大々的に行われていたのでしょう。飲食の有名店の力も大きかったはずです。

それでも、少しづつだけど空きテナントも減ってきて、平日もコロナ禍のころよりは歩行者や自転車を乗った人がぶらくり丁を通るようになっているようにも思えます。一気に問題を解決しようとすればきっと無理が生じるでしょうし、ちょっとづつ活気が出てくれば嬉しいと一市民として思う日でした。

 

EAST ST. COFFEE SPOTさんで一服

9月に入って朝晩はだいぶ涼しくなってきたものの、まだまだ日中は連日の30℃越えが続いています。秋にさしかかると、コーヒーをアイスからホットに変えるタイミングに毎年そわそわしますが、EAST ST. COFFEE SPOTさんに入る前からまだアイスコーヒーで間違いありませんでした。

マスターには和歌山に移住してきてから、話し相手になってもらい、そして古今さまざまな和歌山情報を教えていただいています。

今日も、9月16日に開催される和歌山城天守閣での「ART night」のイベントと9月23日の「和歌の浦1300年記念大祭キックオフ・シンポジウム」のことを教えてもらいました。