和歌山けやき大通りイルミネーション(2023)

JR和歌山駅から和歌山城まで伸びるけやき大通りの街路樹を照らすKEYAKI Light Paradeが11月23日から始まりました。約230本の木を白や暖色のLEDライト約70万球が彩ります。

企画・運営はすっかり和歌山における冬の風物詩になったマリーナシティの「フェスタ・ルーチェ」を開催しているフェスタ・ルーチェ実行委員会。冬になると人を呼び込むコンテンツが少なくなってしまう和歌山に新たな呼び物をつくろうという狙いから考えられたイベントです。

期間は99日間で2024年の2月29日まで。フェスタ・ルーチェのように、和歌山の冬の新定番になるといいですね!

 

公式ページ:KEYAKI LIGHT PARADE by FeStA LuCe

 

 

天満宮から望む和歌浦の朝

朝から自転車をとろとろと走らせて、和歌浦天満宮さんにお参りしてきました。10月にしては温かな日が続いていて、石段を登り切ったときにはうっすら汗をかいていました。

平日の朝ということもあって参拝者は私だけ。それでもなかなかの階段で、足の不自由な方や車いすの方が上がるには、何らかのサポートが必要です。楼門からの眺めはとても素晴らしく、これも含めて大切な文化財なのではないかと思うので、どうにか1人でも多くの人が参拝できるようになったらいいなと思います。

平日の朝ということもあって参拝者は私だけ。それでもなかなかの階段で、足の不自由な方や車いすの方が上がるには、何らかのサポートが必要です。

こちらの御朱印は初めて頂きました。ありがとうございました。

四季の郷、秋晴れ

気持ちいいお天気のなか、のんびり四季の郷公園をお散歩しました。

コスモスやイタドリなどの秋の花がきれいに咲いていたり、栗がいくつも落ちていたり(園内の栗拾いは禁止らしいです)、たっぷり季節を感じてきました。

公園の隣のお宅にはいっぱい実をつけたみかんの木が並んでいました。帰りには向かいのお店で柿を買って帰りましたよ。

木本八幡宮で秋の例大祭

和歌山県和歌山市西庄の木本八幡宮で10月14日と15日に例大祭が行われました。14日には宵宮では、大神様に御神輿にのり、本殿から権殿へ下遷宮を行い、獅子舞の演舞が行われます。15日の本宮では朝9時半より例大祭神事が斎行され、神事が終わると同時に獅子舞が奉納されます。その後、木ノ本内の交差点までだんじりや獅子舞が練り歩きます。

氏子の人たちが操る獅子はときに駆け、ときに舞い、ときにだんじりのはしごを上がり見事な演舞を見せてくれます。

秋のお祭りらしい、のびやかな雰囲気の中、伝統行事を楽しむことができます。

紀伊風土記の丘・秋期特別展「律令国家成立前夜」

和歌山県和歌山市岩橋にある紀伊風土記の丘で2023年9月30日(土)~12月3日(日)にかけて、「律令国家成立前夜」の特別展示が開催中です。日本が律令国家へ向かう6~7世紀の社会変化を、古墳や遺跡から発掘した考古資料から読み解く内容となっています。

展示期間中にはさまざまな講座や解説が行われます。

 

私は10月14日に行われた学芸員さんによる解説を聞きに行ってきました。出土した考古学資料がどのような意味や時代背景を示すものなのかを丁寧に教えていただきました。

大和政権では古墳を築く際に阿蘇や兵庫からわざわざ石を運ばせていたんですね。これはそれほど遠い土地から優れた石を取り寄せることができるという権力誇示の意味があったのでしょうか。

また、継体天皇以後、奈良に中央集権的な政府が成立するようになると、紀伊の国にも岩橋の東に入植してきた人たちがいたようで、彼らの古墳は岩橋型の古墳とは異なる様式を持っているようです。

県内にも各地にある「丹生〇〇」神社の丹とは、水銀のことで、こうした神社は水銀が採れる場所やそれに関連する神社なのだそうで、石棺や石室に塗る朱色に用いられていました。

北ぶらくり丁で商店街活性化を目指す社会実験

「シャッター通り商店街」は全国的な社会問題となっていますが、和歌山市の中心地にあるぶらくり丁もまた例外ではありません。高度経済成長期には60を超える店舗が入っていた北ぶらくり丁も現在は26店に。

そんな状況を変えて活性化を図ろうという社会実験が10月3日~15日にかけて行われます。その名も「KITABURA STREET PARK PROJECT 2023」。

期間中は車両が通行止めとなり(ふだんは車両通行OKなんですね)、ベンチやソファ、テーブルなどが設置され、ゆっくりと時間が過ごせることができます。実験の結果は、訪れる人の滞在時間の変化やアンケート調査によって今後の計画に活かされるそうです。

また、3日には朝市「北ぶらはじめ食堂」、7日と8日に「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭」、8日にマーケットイベント「北ぶらリメンバーマーケット」、14日に「北ぶらストリートパークビアガーデン」などのイベントも開催されます。14日、15日には、空き店舗に期間限定店が営業をする「まちドリ」も予定。

ミニパットゴルフのコーナーやツイスターなどのちょっとした遊びのコーナーもありました。

多くの人はまだ、急に現れたベンチやソファーに興味半分、困惑半分といった感じですが、「実験」をすればかならず何かしらの結果が出ますし、思わぬことも起きるでしょう。人が増えたかどうか、滞在時間が増えたかどうかももちろん大切ですが、変化を起こそうというアクションに利用者である私たちが反応することも大きな意味があるのではないかと思います。これから2週間できっとさまざまなセレンディピティがあるのではないでしょうか。

和歌山城のお堀を見ながら一休み

和歌山城の周辺から和歌山駅や和歌山市駅までのエリアはたくさんの飲食店があり、どこのお店に行くのか決めずに歩きはじめると迷ってどんどんお腹が減ってしまいます。

テイクアウトやパン、お弁当のお店を利用して、気候のいい頃には外で食べるのもおすすめです。

屋外でランチを食べるなら、やはり和歌山城は外せません。和歌山城公園内にはいくつもベンチがあるので、イベントがある日でもなければ、座る場所に困ることはないでしょう。

そんな中でも穴場なのが、お城の東側です。南側にある岡口門から城内に入り、北に向かって歩くと右手に「蔵ノ丸」があります。お堀に面した曲輪の縁は「雁木」と呼ばれる階段があります。幅の狭い段を上ると、いくつかベンチが設置されていて、お堀を眺めながら一休みすることができます。

天守まで上がるのは少し大変ですが、ここなら雁木を少し上るだけですみます。お堀には鯉や亀がよく泳いでいますし、さまざまな鳥も集まってきます。

少し休憩したいときにはちょっとした癒しの場所にいいのではないでしょうか。

カワセミ
イソヒヨドリ

地蔵の辻のお地蔵様とお地蔵あんぱん

和歌山県和歌山市内、国道24号線と柳通りの交差点は「地蔵の辻」と呼ばれています。早咲きのカンザクラ近くにあることでも有名です。地蔵の辻という名前ながら、今はその場所にお地蔵様の姿はありません。2003年に道路拡張工事にともない、約200mの位置に移されています。

立派なお地蔵様ですが、それもそのはずで、紀州藩初代藩主徳川頼宣の母、お萬の方によって建立されたものです。

 

お地蔵様から紀勢本線の高架をくぐって柳通りを南に進むと、道沿いにデイリーヤマザキ和歌山中之島店があります。

このお店で人気なのが「お地蔵あんぱん」(税込188円)。直径は約10㎝ほどで、中にはあんことその3倍近くのホイップクリームが入っています。

特別にプラスチックのケースに収められたあんぱんには、優しい表情のお地蔵様と「中之島」の焼き印が押されています。近くを通られたときにはお地蔵様のお参りと合わせて購入されてみてはいかがでしょうか。

カレーとラーメンと古墳と

驚きました。ぶらくり丁大通りに来てすでにあちこちに人が。車は普段からたくさん行き来する道ですが、歩行者は土日祝日でもそれほど多くはならないエリアなのです。私も他の方々も目的は一緒。ぶらくり丁一帯でこの日開催された「POWER OF わかやま」です。

和歌山の有名なラーメンやカレーのお店が出店したり、ライブ、家族向けのイベントなど盛りだくさんの内容でした。

なかなか機会がなかったり少し遠いお店のグルメが食べられると、私も楽しみにしていました。

共通チケットを2枚購入して、カレーとラーメンを1食づついただくことにしました。国民食の2つをしかも有名店のものを食べられるなんて贅沢です。

まずは紀ノ川町にある「熊月堂」さんのチキンカレーをいただきました。決してしつこい味ではないのに、さまざまな具材が凝縮されたルゥがとてもおいしい。香りも食欲を増進させます。ナンも噛むのが楽しくなるお味と弾力でした。

2食目は和歌山市の「丸田屋」さん。和歌山出身のhydeさんがライブの差し入れをしたというSNSの投稿からさらに人気が上昇しているラーメン屋さんです。

豚肉中華そばにサービスのキムチもいただきました。私にとっては、和歌山に移住してきて最初に食べた和歌山ラーメンです。醤油ラーメン寄りの豚骨醤油ラーメンで、とても食べやすくどんどんすすりたくなるお味です。和歌山県内に4店舗展開しています。

おいしいランチに満たされて、エネルギーも充電されたところでバイクを飛ばして紀伊風土記の丘にやってきました。先日申し込んだ、連続講座の1つを受講するためです。

内容は「囲形埴輪について」「岩橋型石室からみた岩瀬千塚古墳群の展開」「埴輪生産からみた王権と紀伊」でした。私にとっては専門的に感じられる内容ばかりでしたが、他の参加者の方はさすが風土記の丘でボランティアをされていたり本当に古墳が好きであったりするので、質問の内容も細かいなと感じました。それでも、これから学べる内容がまだまだたくさんあるというのはわくわくします。

充実した日曜を過ごせたのですが、ラーメンの行列に並びながら、ぶらくり丁の隅から隅まで人がいる状態は、市立博物館にある1950年代の写真を思い出しました。これほどまでとはいかないまでも、イベントがない日でも人がもう少し行き来するようになったらいいのにと思わずにはいられませんでした。ぶらくり丁でのイベントは毎週のように行われていますが、これほどまでの人出は初めて見ました。和歌山市の各商業団体が協力して力を尽くされた結果なのだろうと思いますが、PRも私の知らないところで大々的に行われていたのでしょう。飲食の有名店の力も大きかったはずです。

それでも、少しづつだけど空きテナントも減ってきて、平日もコロナ禍のころよりは歩行者や自転車を乗った人がぶらくり丁を通るようになっているようにも思えます。一気に問題を解決しようとすればきっと無理が生じるでしょうし、ちょっとづつ活気が出てくれば嬉しいと一市民として思う日でした。