北ぶらくり丁で商店街活性化を目指す社会実験

「シャッター通り商店街」は全国的な社会問題となっていますが、和歌山市の中心地にあるぶらくり丁もまた例外ではありません。高度経済成長期には60を超える店舗が入っていた北ぶらくり丁も現在は26店に。

そんな状況を変えて活性化を図ろうという社会実験が10月3日~15日にかけて行われます。その名も「KITABURA STREET PARK PROJECT 2023」。

期間中は車両が通行止めとなり(ふだんは車両通行OKなんですね)、ベンチやソファ、テーブルなどが設置され、ゆっくりと時間が過ごせることができます。実験の結果は、訪れる人の滞在時間の変化やアンケート調査によって今後の計画に活かされるそうです。

また、3日には朝市「北ぶらはじめ食堂」、7日と8日に「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭」、8日にマーケットイベント「北ぶらリメンバーマーケット」、14日に「北ぶらストリートパークビアガーデン」などのイベントも開催されます。14日、15日には、空き店舗に期間限定店が営業をする「まちドリ」も予定。

ミニパットゴルフのコーナーやツイスターなどのちょっとした遊びのコーナーもありました。

多くの人はまだ、急に現れたベンチやソファーに興味半分、困惑半分といった感じですが、「実験」をすればかならず何かしらの結果が出ますし、思わぬことも起きるでしょう。人が増えたかどうか、滞在時間が増えたかどうかももちろん大切ですが、変化を起こそうというアクションに利用者である私たちが反応することも大きな意味があるのではないかと思います。これから2週間できっとさまざまなセレンディピティがあるのではないでしょうか。

レトロな商店街がかつての人出に!和歌山七曲市場

昭和32年から続く和歌山の商店街、七曲市場。オープンだった7月に合わせて、7月3日に「昭和レトロ BACK TO THE 七曲市場」が開催されました。

食料品店や鮮魚、青果、精肉店、飲食店などが軒を連ねる七曲市場ですが、設立した昭和をテーマに、普段からあるお店に加えて、移動式やテーブルでの出店も行われ、朝から多くの人が訪れました。

私はまる彦さんの熊野牛すき焼きコロッケとミンチカツ、それとラムネや焼き鳥をいただきました。熊野牛は本当に甘味がありますね(下のリンクはMeat Factoryさんより)。